「資本収支」で資金の流れを読んでみよう!

「資本収支」で資金の流れを読んでみよう!

為替変動が起こる要因はたくさんありますが、最も分かりやすい要因と言えば「資金が動く」ですね。
たとえば「円高」になった場合、これは「たくさんの人が円を買った」ということですので、別の言葉で言いかえると「資金が日本に流れてきた」と言えるんですね。つまり、このような「資金の流れ」を知ることが出来れば、今後の取引の大きな役に立つとは思いませんか?

国際間の資金の流れを知る方法はたくさんありますが、最も分かりやすいのが「資本収支」です。
資本収支とは、国際間での資本(お金など)のやり取りの収支であり、これを見ることで資金の流れについて少しは知ることが出来ます。

たとえば、アメリカ企業が日本国内の企業を買収したとしましょう。
日本国内の企業を買収するには多くの日本円が必要ですので、多くの日本円が買われることになります。つまり、「アメリカ→日本」に大きな資金が流れたということですね。また、外国の政府や企業が日本国債を大量に買うときなども、日本に大量の資金が流れるため、資本収支は「プラス」に動くことになります。

一方、日本企業が外国の企業を買収する場合は、その国の通貨を大量に買う必要があるため、「日本→外国」へと大きな資金が流れることになります。したがって、この場合の資本収支は「マイナス」の方向に動くのはお分かりですね。

また、日本政府や日本国内の企業が外国の国債を買うときなども、「日本→外国」へと資金が流れるため、資本収支がマイナスに動くことになります。資本収支がマイナスに動くと、日本円が多く売られることになりますので、「円安」に為替が変動するという仕組みです。

いかがですか?投資の初心者の方はあまり資本収支について勉強しないと思うのですが、国際間での資本や資金の「やり取り具合」を知る上で、資本収支はとても便利な数字ですので、ぜひ今後のあなたの投資に生かしておきましょう!


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