「電信売相場」と「外貨預金」

「電信売相場」と「外貨預金」

2009年9月現在、日本の政策金利は「約0.1%」で推移しています。これでは銀行に貯金をする魅力があまり感じられませんよね。たとえば100万円を銀行に1年間貯金したとしても、そこから発生する利息は「約1000円」ですし、さらに税金が引かれるので実際に受け取れる金額は「約800円」ということになってしまいます。

1990年代以前はバブル経済のおかげで金利もかなり高かったため、高齢者の方などは「利息で生活している」という人もおられました。しかし今では、「ATMの手数料を支払ったら終わり…」という時代になってしまったんですね。
そこで、一時期から「外貨預金」が注目されました。変動によるリスクはあるものの、金利の高い通貨で預金をすることでより有利な資産運用を目指すという方法です。

ところが、「電信売相場」という言葉が大きなネックになっているんですね。「電信売相場」とは、「円を外貨に両替するときの手数料」であり、FX取引の世界で言う「スプレッド」のようなものだと思ってください。

たとえばFXの世界では、現在では米ドルのスプレッドが1ドルあたり「1銭」というのも珍しくありません。
ところが、外貨預金のように金融機関で「円→米ドル」にする場合、1ドルあたりで「約1円」の手数料が必要になってしまうのです。これは大きな差ですね。額面で言うと「100倍」もの違いがあります。

「外貨預金よりもFX取引の方が得だ!」なんて言葉をよく聞きますが、その理由の1つが「電信売相場」なのです。また、「外貨→円」にするときには「電信買相場」という手数料が必要になるため、往復での手数料はかなりの金額になってしまうのです。

外貨預金のサービスを取り扱っている金融機関も、FX人気に負けないよう、様々なサービスを展開していますが、少なくとも手数料面ではFXには勝てるとは思えません。だからこそ、外貨預金からFX取引に引っ越す人が後を絶たないのであり、FXの方が効率的に資産を運用する意味でも有利だと言えるのです。


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