外国人投資家による「円キャリートレード」とは?

外国人投資家による「円キャリートレード」とは?

外国人投資家がよく使う手として「円キャリートレード」というものがあります。その仕組みを紹介するとともに、なぜ「円キャリートレード」が魅力的なのかを勉強してみましょう。

「円キャリートレード」とは、「日本円を借金して、そのお金で別のものに投資をして運用する」ということです。「なんで、日本円で借金するの?外国人ならその国の銀行から借金すればいいのに…」と思ってしまいそうですが、現在の日本だからこそ、日本で借金する価値があるのです。

皆さんが銀行などでローンを組む場合、当然ですが「返済金利」が発生しますよね。現在の日本の政策金利は「約0.1%」であり、銀行金利はもっと低い水準になっています。つまり、「超低金利政策」が日本では採用されているのです。

となると、貯金してもほとんど利息は付きませんが、逆に借金しても返済利息が少なくて済むということです。外国人投資家は、これを狙って日本から借金しているんですよ。また日本人投資家でも、大きな資金が集められない場合、借金をして返済金利よりも大きな金利や配当金が見込める商品に、投資をしている場合があります。

いかがですか?これが「円キャリートレード」が行われている理由です。
また、一般的には「低金利=通貨価値が高い」ということになり、これだと円高になって「変動リスク」が生まれることもあるのですが、現在の日本経済を考えると逆に「円安」になることも考えられるため、「変動による利益」も手にできるという、まさに「ダブルで嬉しい方法」になっているんですね。

個人投資家のレベルでは、「借金してまで投資なんて…」と思ってしまいますが、ファンドなどの大きな資金を動かしている機関なら、円で借金をして他の商品に投資をするという方法が魅力的だと言えるのです。


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