「裁定取引」とはどのような取引なのか?

「裁定取引」とはどのような取引なのか?

「裁定取引」という方法を紹介しましょう。裁定取引は、大きな資金を必要とする場合が多いため、機関投資家などがよく使う方法であり、あまり個人投資家のレベルでは役に立たないかもしれませんが、最低取引の意味くらいは勉強しておくことをオススメします。

裁定取引を簡単に説明すると、「安い方を買って高い方を売ることで、実質のリスクゼロで収益を上げる」ということです。具体的な数字を使って説明していきますね。

たとえば、「A」という株式の銘柄があるとします。A銘柄の現物価格が「100円」、先物価格が「120円」だと仮定しましょう。裁定取引では、前述のとおり「安い方を買って高い方を売る」ため、上記の例では「現物の買いポジションを入れて、先物の売りポジションを建てる」ということになります。
いかがですか?ここまでは理解できましたか?

さて、先物価格は、3ヶ月後の清算日には現物価格と同じになりますので、仮に3ヶ月後の価格が「150円」にまで上がったとしましょう。つまり、現物では「50円」の利益、先物では「30円」の損失が出たことになり、差し引きすると「20円」の利益になりましたね。

では、逆に3ヶ月後の価格が「70円」まで下がっていたらどうでしょうか?
現物では「30円」の損失となり、先物では「50円」の利益になる計算です。したがって、差し引きすると「20円」の利益になるのはお分かりでしょうか?

いかがですか?これが「裁定取引」の簡単な仕組みです。
一般的には、同じ銘柄の現物価格が、先物価格よりも安くなっている場合に用いられる手法であり、清算日の価格が上がっても下がっても、どちらでも利益になる仕組みなんですよ。

ただし最初に説明しましたが、これには大きな資金が必要になるケースが多いため、やはり個人投資家に向いている手法とは言えませんが・・・


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