証拠金は返ってくるのか!?FXの信託保全を考える

証拠金は返ってくるのか!?FXの信託保全を考える

FX取引を始めるには証拠金を預ける必要がありますが、「信託保全」という言葉にも着目しておきましょう。

FXは法律上、「金融商品」の取り扱いになりますので、顧客から預かった証拠金を「会社の運転資金」に活用することを禁じられています。FXの場合、顧客から預かった証拠金は、第3の機関である銀行や別の企業などに「保全」しておく必要があるんですよ。

このように、顧客のお金を保全することを「信託保全」と呼んでおり、FX業者の全てに信託保全をすることが義務付けられているのです。つまり、信託保全が正常に行われていると、万が一、あなたが取引している業者が倒産したとしても、預けてあった証拠金の全額が基本的には返ってくるという仕組みなのです。

ところが、業者の中には信託保全を行っていないケースがあります。もちろん、これは法律違反ですので、見つかり次第、罰せられることになるのですが、たとえ当事者が逮捕されたとしても、あなたのお金が返ってくることはあまりないと思ってください。なにせ、すでに会社の運転資金として消えてしまったお金なのです。当事者の逮捕と同時に管財人が会社の資産を確保して債権者に分配するでしょうが、末端の顧客にお金が回ってくるのはいつも最後になるんですね。
したがって、あなたが預けた証拠金の全額が返ってくる可能性が低いのはもちろんのこと、最悪の場合、何も返ってこなかったということもあるのです。

最近では、信託保全に関するトラブルは少なくなりましたが、それでもゼロになったわけではありません。
大切なあなたのお金を預けるのですから、FXを開始する前にその業者の信託保全についてもしっかりと調査しておきましょう。


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