「オイルマネー」の動きに注目してみよう!

「オイルマネー」の動きに注目してみよう!

通貨が変動する1つの要因は、「大量の資金」が入ってくるためと言えます。
たとえばリーマンショックの時でも、米ドルが下落するのは簡単に予想できたはずですよね。なにせ、アメリカは世界同時株安の「発信源」なのですから。

そこで、米ドルの下落を心配した世界中の投資家たちが、米ドルから資金を引き揚げたのです。結果、さらに米ドルの価値が下落してしまうという、「負のスパイラル」が起こったのです。そして引き上げられた資金は、「金市場」や「他国の通貨」に流れていったんですね。
リーマンショック後に急激な円高が発生したのは、まさにこれが理由と言えます。「日本はサブプライムの影響が少ない!」と予想した世界中の投資家が、日本円を大量に買ったため、あれだけ円高が進んだと言われているのです。

このように、大量の資金が一気に流れ込んでくると、その国の通貨価値も一気に上がる結果になるのですが、そこで着目したいのが「オイルマネー」です。オイルマネーとは、「石油輸出機構(OPEC)」に加盟している国々の、石油の輸出によって生まれた「利益」のことであり、石油輸出国はその利益を他国に投資をすることで、さらに資産運用しているのです。

オイルマネーの金額は、想像できないほど大きなものであるため、石油輸出国が「よし!この国は投資しやすいぞ!」と判断すると、一気に大量の資金が流れることになるのです。「ロシア」や「中国」なんかがそうですね。オイルマネーの流入により、資金が豊富になったロシアや中国は、その資金を活用して不動産開発などを行い、一気に経済成長をしたんですよ。しかも、ロシアは原油産出国でもあるため、自国のオイルマネーと他国のオイルマネーの両面で国内発展をしてきた国と言えるでしょう。

このように、オイルマネーの「行き先」は、経済そのものに大きな影響を与えます。
また、オイルマネーが入ってきた国の通貨も大きく変動しますので、石油関連のニュースが流れたら必ず耳を傾けておくようにしましょう!


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