「日銀当座預金残」が増えれば景気はどうなる!?

「日銀当座預金残」が増えれば景気はどうなる!?

「日銀当座預金残」という言葉、なかなか難しそうですよね。しかし、それほど理解に難しいものでもありませんので、ぜひ勉強して理解できるようになっておきましょう。

私たちが住宅や車などを購入するとき、資金の一部として銀行からお金を借りることがありますよね。
しかし、銀行にも「貸せるお金」の限界があります。もし限界に達したなら、その銀行はお金が貸せなくなってしまい、いわゆる「貸し渋り」が始まるのです。

これは私たちにとっては困ったことです。車などは我慢できるでしょうが、「会社の運転資金」などは我慢できるものではありません。期日までに決済しないと倒産することもありますので、銀行の貸し渋りは特に中小企業の皆さんにとっては「死活問題」なのです。

そこで、「貸せるお金」が底をついた場合、銀行は別の銀行からお金を借りることになります。
これを「銀行間取引」と呼んでおり、銀行間での「助け合い」と言ってもよいでしょう。

このような銀行間取引は、銀行同士で行われるよりも、日本銀行に口座を作って、そこを通して取引される場合がほとんどです。つまり、各銀行は日銀に口座を開設しており、その口座を通して様々な金融機関との取引を行っているんですね。
この、各銀行が日銀に開設している口座に預けてある「残高の総額」を、専門用語で「日銀当座預金残」と呼んでいるんですよ。

さて、日銀当座預金残が増えると、銀行間での取引が活発になるため、「貸し渋り」が起こりにくい状況になります。つまり、私たちにとってもメリットが大きいんですね。特に中小企業の皆さんなどは、日銀当座預金残が増えると資金調達がしやすくなるため、会社経営もだいぶ楽になることでしょう。

日銀も、当座預金残を徐々に増やす傾向にあり、より市場にお金が活発に流通するように努力しているんですね。


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